来年の年賀状の受け付け全国で始まる

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241215/k10014668481000.html

郵便料金の値上げを受けた来年の年賀状の受け付けが15日から全国で始まりました。

このうち東京 千代田区の「東京中央郵便局」では、午前9時から受け付けが始まり、訪れた人が特設の郵便ポストに年賀状を投かんしていました。


日本郵便はことし10月から郵便料金を値上げし、来年用の通常の年賀はがきもこれまでの63円から85円に引き上げています。


会社は値上げを背景に需要が落ち込むと見込んでいて、年賀はがきの当初の発行枚数は10億7000万枚と、前の年より25%減って比較できる平成16年用以降で最も少なくなっています。


3歳の娘とともに投かんに訪れた女性は「娘からひいおばあさんあてに絵を描いた年賀状を出しました。年々出す枚数は減っていますが、これからも家族や親戚には出し続けたいです」と話していました。


日本郵便東京支社の関矢海人さんは「年始のあいさつという大切な日本の伝統を残していきたい。大切な人に感謝の気持ちを伝える年賀状を出していただきたい」と話していました。


会社は年賀状を元日に届けるためには、今月25日までに投かんするよう呼びかけています。

札幌の郵便局 幼稚園児が年賀状投かんするセレモニー 

 札幌市の郵便局では、地元の幼稚園児が年賀状を投かんするセレモニーが行われました。



15日から年賀状の受け付けが始まるのに合わせて、札幌中央郵便局でセレモニーが開かれ、地元の幼稚園児およそ50人が参加しました。


園児たちは、離れて暮らす親戚などに宛てた年賀状を持ち寄り、郵便局内に特別に設置された大きなポストに投かんしていきました。


そして、園児全員で「お正月」の歌を披露したあと、年賀状を元日に届けるためには今月25日までに投かんしてほしいと呼びかけていました。


日本郵便北海道支社によりますと、SNSで新年のあいさつを交わす人が増えているほか、ことしは郵便料金の値上げで年賀はがきも63円から85円に値上げされたことなどから、来年用の年賀はがきの道内での発行枚数は5498万枚と、前の年に比べて22%ほど少なくなっているということです。


札幌中央郵便局郵便部の東耕二 副部長は「はがきでのやりとりは思いが形に残り、あたたかい気持ちになる。思いを込めて手書きで書くことを年賀状で体験してほしい」と話していました。

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